外壁塗装の足場とシーリング(コーキング):見積書でどう書かれているかを確かめる
公開 2026-10-01/ものさし係
この記事の要点
- 塗料メーカーの材工価格には、足場代・下地調整代・養生代などが含まれていません(日本ペイントの価格表の注記)。シーリング(目地)の工事も、塗料の価格表には載っていません。
- 当サイトが探した範囲では、戸建ての足場やシーリングについて、誰でも確かめられる公表単価は見つかっていません。このため、この記事では金額の目安は示しません。
- 見積書では、数量(㎡・m)と単価が書かれているか、「一式」だけになっていないか、どの範囲の工事かを確かめてください。
外壁塗装の見積書には、塗料の行のほかに「足場」「シーリング(コーキング)」といった行が並びます。これらは塗料メーカーの価格には含まれないため、見積書の中でも比べにくい部分です。この記事では、見積書で何を確かめればよいかを整理します。
1. 塗料の価格に含まれないもの
| 資料 | 含まれないもの(資料の記載) |
|---|---|
| 日本ペイント(戸建住宅等の材工価格表) | 足場代、下地調整代、養生代、諸経費、消費税 |
| エスケー化研(設計価格) | 法定福利費、消費税、下地調整費 |
メーカーの価格表に載っているのは塗料を塗る工事の価格です。足場やシーリングの費用は、メーカーの価格とは別に、見積書の中で確かめる必要があります。見積書の総額をメーカーの価格と比べるときは、これらの行を分けて考える必要があります(100万円は妥当?)。
2. 足場の行で確かめること
- 数量と単価が書かれているか。「足場 一式」だけなら、何㎡分でいくらかを聞く。住宅リフォーム推進協議会の消費者向け冊子も、「一式」とある箇所は内容の説明を受けるよう勧めています。
- どの工事のための足場か。外壁だけか、屋根の工事にも使うのか。外壁と屋根を別の時期に工事する場合、足場がそれぞれ必要になるかも聞いておきます。
- 複数の見積書で、足場の数量がそろっているか。同じ家なのに数量が大きく違う場合は、理由を聞く手がかりになります。
3. シーリング(コーキング)の行で確かめること
国土交通省の「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」は、外壁のチェックポイントとして「ひび・シーリング部の劣化・汚れ・色あせ」を挙げています。シーリングは外壁の状態を見るうえでも大事な部分です。
- 対象の目地と、長さ(m)・単価が書かれているか。サイディングの目地、窓まわりなど、どこを工事するのかを確かめる。
- 工事のやり方の書き方。見積書に「打替え」「増し打ち」などと書かれていたら、それぞれどういう工事で、どの目地に行うのかを説明してもらう。
- 使う材料の製品名。塗料と同じく、製品名がわかればメーカーの資料で確かめられます。
4. 迷ったら
複数の会社に同じ条件で見積りを頼むと、足場やシーリングの行も並べて比べられます(見積書の見方)。見積書の内容に迷ったら、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「リフォーム見積チェックサービス」で、着工前・契約前の見積書を無料で確認してもらえます。